2021/01/12 10:31

上野屋蒲鉾店が明治30年の創業当時から作り続けているのが 【 スト蒲(かま) 】 です。


地元和江漁港で水揚げされた新鮮なレンコ鯛をすり身に加工して、洋上製造された特級スケソウタラのすり身とブレンドして作られる蒲鉾です。

名前の由来は諸説ありますが、その昔麦わらで巻いて作られていた事から、「つと巻蒲鉾」 「すぼ巻蒲鉾」 などと呼ばれ、麦わらからストローに変わったことで、「スト巻蒲鉾」になり、略して「ストかま」と呼ばれるようになったようです。

スライスするとストローの形が波のように残る見た目と、タイトルに書いているような独特の食感が特長です。また、レンコ鯛の薫り高い風味と旨味が感じられるのも楽しみの一つです。

島根県、特に石見地方の方にとってはソウルフードとも言うべき存在で、年末になると地元のスーパーでは1日に千本以上売れる特産品です。